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ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED  HOWAY THE LADS!!

ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED HOWAY THE LADS!!

NUFC用語集3

【N】
Newcastle Brown Ale:ニューカッスル・ブラウン・エール[商品名]
ニューカッスルでユナイテッドの次に有名なのはこの飲み物。イギリス国内で最も多く消費されるエール (ビールの一種) だという話だが、あんまりよそでは見かけない。割と甘口で飲みやすくて私は好きだが、身内には不評 (涙) 。SJPの目と鼻の先にこの会社があって、プレミアリーグが始まって以来ずっとウチのユニにこのエールのロゴが入っていた(プレミアリーグで最も長いスポンサーだったそうだ)。2000年に契約終了、スポンサーロゴはNTLに変わったが、いまだにサポーターは「NTLカッコわりー」と星のロゴを懐かしんでいる。ちなみにブラウン・エールの前にはマッキュワンビールがスポンサーだったことがあり、ウチってなんだか酒に縁があるみたい。

Newcastle United: ニューカッスル・ユナイテッド[クラブ]
1892年創立。創立年については、母体であるスタンリーの創立年度1881年を採用しているものも多くみかけるが、クラブ的にはニューカッスル・ユナイテッドとなった1892年を象徴的数字として使っている。他のイングランドのフットボールクラブ同様、クリケットクラブとして発足したスタンリーがフットボールクラブへと転身、その後ニューカッスル・イーストエンドと名称を変更。当時、ニューカッスルにはイーストエンドとウエストエンドというふたつのクラブがあったが、イーストエンドが早々とプロ化に動いたのに対して、アマチュアクラブを脱しきれなかったウエストエンドが経営不信に陥り、イーストエンドへの吸収合併を申し出たことから、ふたつが統一されて、名称もニューカッスル・ユナイテッドへと変更された。ちなみにSJPはもともとウエストエンドのホームスタジアムで、いまはうやむやになってる新スタジアム構想も「本来ならばイスートエンドのホームに戻すべきだ」ということから始まっているらしい。100 年以上前のことにまだこだわっているところが怖い。

Number 9: ナンバーナイン[背番号]
ニューカッスルのエースナンバー。もともとフットボール黎明期は10番ではなく9 番がエースナンバーだったそうだが、ウチではいまだに9 番が神様の番号。SJPには「9 GOD」と背中に入れた怖いオヤジが山ほど存在する。

【O】
O'brien,Andy: アンディ・オブライエン[人名]
2000年に加入。イングランド生まれのアイルランド人。レギュラー獲得まではまだ時間がかかるだろうと思われたが、アラン・ゴマの放出、右サイドバック崩壊によるアーロン・ヒューズのコンバートにより、ポジションを獲得。時折若さと経験不足を露呈するタコミスはあるものの、フィジカルの強さと1対1の強さは買い。得意のヘディングはセットプレーの強い武器でもある。一番気になるのは年齢に似合わないおでこの広さとウソついて伸びたと思われる鼻。現在ポーツマスで落ちこぼれ気味(泣)

おじいさま[愛称]
名将サー・ボビー・ロブソンは現地では「Uncle Bobby(ボビーおじさん)」と呼ばれているが、ここでの通り名は「おじいさま」。

鬼[蔑称]
ウチの歴史でも、クソなことでは、そうとう上位にランクされること間違いなしのダメ監督グレアム・スーネスの通り名。


【P】
Pain & Glory: ペイン& グローリー[ビデオ]
80年代を中心にニューカッスルの映像にセンチメンタルな曲をつけた、ちょっとレーザーカラオケ調のビデオ。見てるこちらが恥ずかしくなるよーな珍ビデオ。

Peace,Stuart: スチュアート・ピアス[人名]
97年に加入。90年代のイングランドを代表する名DFだが、90年イタリア大会準決勝、96年ユーロと、なぜか大舞台でPKを外している。98年のチャンピオンズリーグ、対ディナモ・キエフ戦で恐ろしいFKを決めた時には結構惚れた。あのリネカーが「人生で遭遇した最も怖い体験は? 」という質問に「ピアスのFKで壁に立つこと」と答えていたが、それも納得のいく破壊力であった。ウチでついたものではないが、「サイコ」というニックネームで知られている。プロ選手になる以前は電気工事人の修行をしたことがあり、その腕を活かして、バートン家の照明の取り付けをしてやったそうだ。ウチの選手ってどーしてこう庶民的なのかしら(涙)

Peter the Great:ピーター・ザ・グレート[ビデオ]
ピーター・ベアズリー・オンリービデオ。

Pistone,Alessandro: アレッサンドロ・ピストーネ[人名]
97年に加入。ウチの歴史でも珍しいイタリア人選手。かつて若手の宝庫だった時代のインテルで将来を嘱望された選手だった。流れ、流れてウチにたどりつき、さあこれからという時に、よりによってサンダランドの某選手の殺人タックルによって大腿部を骨折。復帰に1 年以上を要したため、ポジションを失いエバートンに。さぞやウチを恨んでいることであろうと思いきや、「僕の選手人生で一番充実していた時代はニューカッスルだね。最高の思い出だ」と語り、サポーターを涙させた。ミラノ生まれのミラノ育ちだけあって、私服がマジにカッコよかったのが、私にとっての最高の思い出である。ありがとう、ピストーネ (涙) 。

Purely Belter:ピュアリー・ベルター[映画]
ニューカッスル・サポーターであるふたりの少年が憧れのシーズンチケットを手に入れるために悪戦苦闘する姿を描いた映画。シアラーが友情出演している。ちなみに私は映画を見た知人・友人たちから「シアラーってずいぶんイヤミな役やらされてたね」と慰められたが、ここで告白しよう。あれは演技ではなく素のままのアランです (涙) 。あいつはあーゆーヤツです。タイトルはジョーディ語で「文句なしに最高」を意味する言葉。よーく耳を澄ませると、ボビーやアランが時々口にするのでプレミアリーグ・ハイライトのコメントを注意して聞いてみませう。

【R】
Robert,Lauren:ロラン・ロベール[人名]
2001年加入。インド洋の島、フランス領リユニオン島出身。パリ・サンジェルマンからウチ、しかも監督のルイ・フェルナンデスとケンカして出てきたと経緯がジノラとクリソツ。実際、地元では「New Ginola」とも呼ばれた。それまで右サイド偏重だったウチの攻撃を左右遜色ないレベルに引き上げたのは他でもないこの人。アランも「こんなにいい左ウイングはジノラ以来」と絶賛。当初ゼンデンを獲得するつもりが、「チャンピオンズリーグを狙えるチームに行きたい」とチェルシーに逃げたため、ロベール獲得へと方向転換せざるをえなくなったのだが、これが大正解。いまとなってはありがとう、ゼンデン! と感謝状を送りたいぐらいである。ゼンデンよりいい点として、ロベールには必殺FKがあることも付け加えておきたい。01-02 シーズンのプレミアシップで最も多くのアシストをした男である。

Robledo,George: ジョージ・ロブレド[人名]
50年代始めのウチの看板FW。チリ生まれだが、母親がイングランド人で、1932年のチリ革命の際、家族でイングランドに移住、ヨークシャーで育った。ラテンの血を引くだけにタフで情熱的なストライカーで、50-51 シーズンには得点王にも輝いた。2歳年下の弟テッドもプロ選手で、本来、ウチはジョージだけが欲しかったらしいが、「弟も一緒でなければ行かない」と言い張ったために兄弟で獲得、53年にウチからチリのコロコロへ移籍する際にもふたり揃ってという仲良し兄弟だった。引退後アメリカの製油会社に勤めていたテッドは不幸にも70年にペルシャ湾沖のタンカーから落ちて行方不明に。後に殺人であることが判明したが、結局遺体は見つからなかった。兄ジョージはチリで現役を終え、89年に亡くなっている。ふたりともよく似たエキゾチックな顔だちのハンサム兄弟である。やたらと私がハンサムを連発してるとお思いでしょーが、50年代の黄金時代のウチの選手、ジャッキーをはじめ、ハンサム揃いなんです。そりゃ伝説になるはずだと納得。

Robson,Bobby Sir.:ボビー・ロブソン[人名]
イングランドきっての名将のひとり。ダーラム生まれで幼い時からのニューカッスルファン。ニューカッスル・ユースに入団した時には「夢がかなった! 」と絶叫したという。残念ながら、トップデビューを果たすことなく退団、移籍したフルハムでは屈強で闘志あふれるウインガーとして活躍した。しかし、彼が輝かしい功績を残すのは指導者になってから。国内のアマチュアチームから始めて、北米リーグ、ポルトガル、スペイン、オランダと数々のクラブを渡り歩き、しかもそのほとんどで何らかのタイトルを残している。選手同様国外で成功した例の少ないイングランド人監督の中では破格の存在といえる。サポーターからの信頼も厚く、「Uncle Bobby 」と親しみを込めて呼ばれている。

Robson,Bryan: ブライアン・ロブソン[人名]
マン・Uの伝説的選手。チェスター・ル・ストリート出身で子供の頃から熱烈なニューカッスルファンだった。もちろんウチのトライアルを受けたが「体が小さい」という理由で不合格になっている。その後WBAに拾われてプロとしてのキャリアを始めた。弟ジャスティンはウチのユースで活躍し、将来を嘱望されたが、トップチーム入り目前で大きなケガをし、引退している。とことんウチと縁が薄い兄弟である。

Robson,Bryan ‘Pop': ブライアン ‘ポップ' ロブソン[人名]
60年代のウチの看板FW。小柄で敏捷、いつもネットにボールをたたき込むスタイルから ‘ポップ' という愛称で知られた。ウチからウェストハムに移籍した時の移籍金12万ポンドはクラブ記録となる金額。そしてリーグ得点王となり、その価値があることを証明している。昔の人なのでプレーはよくわからないんだけど、若ハゲなのは間違いなさそうである。サンラン生まれで、後にサンランに里帰りして選手、選手兼コーチ、クラブスタッフ、アシスタント・コーチと出入りの激しい生活を送っている。

【S】
St.James'Park:セント・ジェームズ・パーク[スタジアム]
言わずと知れたニューカッスル・ユナイテッドのホームスタジアム。現在はオールドトラフォードに次ぐ、イングランドで2 番目に大きいスタジアム(52000人収容) 。大昔は馬小屋かパチンコ景品交換所のようなしょぼい建物だったが、改築を重ねてどんどん巨大化している。綺麗さではお隣のライバルに完璧に負けてるのが悔しいところだが、遠方から来る人間にとっては破格に嬉しいのが、かなり町中にあって、ニューカッスル駅からえらい近いことである。最寄り駅は徒歩1 分のセント・ジェームズ・パーク駅だが、地元サポはほとんど町から歩いてやってくる。しかし、SJP 駅は内装がファンにはたまらない駅なので一見の価値あり。個人的にはSJPのスタッフの人情味が年々なくなってるのが悲しい。昔はちょっとキョロキョロしてるだけで、優しいスタッフが「May I help you? 」と飛んできてくれる、いい場所だったのだが。

Scene @ St.James'Park: シーン・アット・ザ・SJP [会報]
現在のクラブのオフィシャル会報。年四回発行。印刷・紙はまあまあだが、中身は広告とインフォメーションが多すぎて、ロコツに損した気になれる。編集担当が手を抜いてるのか? と思いきや、なんとマッチプログラム担当が兼務していることが判明。ウチの人件費削減もいい加減にしないと残ったスタッフが過労死するのは時間の問題である。

Sea:シー[店名]
キーサイド(Quayside)にあるクラブ。ニューカッスルの人気ナイトスポットのひとつ。ベラミーが女子大生をナンパして暴行騒ぎを起こした現場。

Season Review:シーズン・レビュー[ビデオ]
90年代から現在までのシーズン・レビュービデオのタイトル名。
92-93:Newcastle United 92-93 Champions
93-94:THE ENTERTAINERS
94-95:THE COMPLETE STORY
95-96:SO CLOSE!
96-97:THE ROAD TO EUROPE
97-98:THE TOON
98-99:NEWCASTLE UNITED THE SEASON 98-99
99-00:UNITED UNDER ROBSON
00-01:OFFICIAL SEASON REVIEW 2000-2001
01-02:RETURN OF THE ENTERTAINERS

Season Tickets: シーズンチケット[名詞]
イングランドでも随一と言われる熱いサポーターなのがウチの人たち。改装前の定員38000 人の頃にすでに37000 席がシーズンチケット、しかも完売で3年待ちという恐ろしい状況であった。改装したんで少しは状況改善できたと思いきや、すでにウエイティングリストが満杯になっている。チケット入手に関してはイングランドで最も難しいクラブと言っても過言ではない(知人のイギリス人がそう断言した)。チケット完売の場合はチケットボックスのシャッターは閉まったままで開くことがないが、その前でボーゼンと立ち尽くす日本人をよく見かけた。リーグ戦、FAカップは当日券が出ることはまずないので、ゆめゆめ侮らないよーに。SJP近辺にはダフ屋も出ないので、観戦するなら絶対に前もってチケットを確保しよう。当日券が出るとしたら、ワージントンカップ、カードによってはCLと平日の試合なら少しは見込みがある。ウチ、前売りの申し込みが返信用封筒同封で郵送申し込みという死ぬほど面倒くさいクラブです。しかも先着順なのではねられる可能性アリ。覚悟してください。

Season Tickets,The: シーズンチケット[小説]
熱烈なニューカッスルファンの少年二人が夢のシーズンチケットを
入手するための悪戦苦闘ぶりを描いた小説。著者はゲーツヘッド在
住の教師ジョナサン・タロック。これを映画化したのが『Purely B
elter 』。日本では原作と同じタイトルで公開されている。小説の
エンディングはかなり悲惨で、映画とはまったく違うものになって
いる。

7th HEAVEN:セブンス・ヘブン[ビデオ]
96-97 シーズンの対スパーズ戦。7-1 の圧勝に浮かれて出したビデ
オ。得点者はアラン、レス、ロブ・リーが2得点ずつにアルベール
の1点。

Sexy Football:セクシーフットボール[キャッチフレーズ]
ルート・フリットが掲げたキャッチ。結局正体不明のまま終わった。
選手も相当、このキャッチには悩んだようで、バッティが「セクシ
ーフットボール? 俺にはムリだな」と誰もつっこめない自嘲をかま
していた。日本の某Jリーグチームが同じキャッチを採用していた
が、聞いたところによると、ウチからパクったそうである。ムチャ
してますな、FC東京。

Seymour,Stan: スタン・シーモア[人名]
栄光の20年代を支えた名選手であるばかりでなく、後にディレクター、名誉監督、会長、副社長などを務め、実に50年以上ニューカッスルとともに生きた男。イングランド・フットボール界で『ミスター・ニューカッスル』と呼ばれた人物である。ダーラム近郊の出身で、、ニューカッスル・ユースで育ったが、いったんクビになり、ブラッドフォードやグリーンノックなどを経て、1920年に古巣に帰ってきた。得点力のある左ウイングとしてFAカップ優勝、リーグ優勝など実りの多い8シーズンを過ごし、29年に現役引退。10年後にディレクターに就任、実質的な監督として栄光の50年代を築いた。シーモアは非常に頭も切れ、目端のきく人物であったらしく、ディレクター就任以前はジャーナリストとして活躍し、クラブ経営のかたわら、当時はまだ珍しかったスポーツショップをオープンさせたりもしている。彼の長男スタン・シーモア・ジュニアも後にクラブの会長を務めた。

Shearer,Alan: アラン・シアラー[人名]
96年に加入。90年代イングランド最高のストライカーにして、ジャッキー・ミルバーン以来の英雄。ゴスフォース生まれでウォールズエンド・ボーイズ出身と、ウチの選手になるためのエリートコースを進んでいるが、15歳でサウザンプトンの練習生となり、16歳でトップデビュー。デビューとなった対アーセナル戦でハットトリック、トップリーグにおけるイングランド史上最年少のハットトリックとして大きな話題を集めた。92年にブラックバーンに移籍、95-96 シーズンにはブラックバーンに戦後初のリーグ優勝をもたらし、本人は2 年連続となる得点王に輝く。そして自国開催のユーロ96でも得点王となり、母国を準決勝に導く原動力となった。この活躍により、マンチェスター・U、ユベントスからのオファーを受け、特にマンUは入団確実と言われ、オールドトラフォードのショップではすでにシアラーのユニフォームが売られたが、当時の世界最高金額15OO万ポンドでニューカッスルに移籍、地元民を狂喜させた。かなり遠回りの帰還について、アランは「俺は生まれた時からのToon Army さ。だけど最初からこのチームに入って失敗して追い出されるのはイヤだった。経験を積んで、認められてから帰るのが得策だと思ったんだ。マンチェスターからの誘いは魅力的だった。だけど俺にニューカッスル入団を決意させたのは他でもない、ケビン・キーガンの存在さ。選手としても人間としても最高に尊敬する人なんだ」と愛の告白をしている。実際、アランの一番大切な宝物は12歳の時に撮ったキーガンとの2 ショット写真で、これは当時の新聞の懸賞「生キーガンに会おう! 」イベントに彼の母がこっそり応募して当ててくれたものだそう。ウチに入団当時、「ケブにこの時のこと覚えてる? って聞いてみようかと思ったんだけど、覚えてないって言われるのが怖くて聞いてないんだ」とシャイなことを言っていた。

Six of the Best:シックス・オブ・ザ・ベスト[ビデオ]
97年発売。正しくは「Kevin Keegan's six of the best」。内容はキーガンが選ぶ彼のいい仕事= 気持ち良かった勝ち試合6 つ。ゴールシーン中心のダイジェストながら見応えたっぷり。

Solano,Nolberto:ノルベルト・ソラーノ[人名]
98年加入。ボカ・ジュニアーズで10番をつけた南米屈指のMF。マラドーナのお気に入りで、彼から「リトル・マスター」というニックネームを頂戴している。ペルー代表のキャプテンで、FWからボランチ、左SBまで幅広くこなす多才な人。テクニシャン好きのウチのサポーターから猛烈に好かれているのはよいが、SJPでオヤジの「ノビーーーーー!!!」という絶叫を聞くのにはやや辟易している。ニューカッスルに来てから始めた趣味のひとつがトランペットで、今年のカレンダーでもタインブリッジをバックにトランペット持ってポーズしているのは笑える。ギャリー・スピードは相当ノビーにイカれてるらしく、ファンクラブ会報で「どーしてウチのサポ以外はノビーに騒がないんだろう? だって明らかにベッカムよりノビーのほうがうまいじゃん」と、しつこく繰り返していた。個人的にはノビーに限らず、ベラミー以外全員が過小評価されてると思います、ウチの選手。

Speed,Gary: ギャリー・スピード[人名]
98年に加入。91年のリーズ優勝時のメンバーでバッティの親友。ウェールズ代表キャプテンでもある。運動量豊富で守備範囲も広く、2 列目からの飛び出しが持ち味。打点の高いヘディングが見物。しかし最近はやや老衰が気になる。アウトドア・ブランドのカタログモデル型美形で、チームグッズカタログでも写真がデカい。昔はなかなかのプレイボーイだったようだが、ウチに来てから結婚、子供誕生とすっかりジミな家庭人になっているようである。いまやチームの最年長。30代はアランと彼のみである。

Strawberry,The: ザ・ストロベリー[パブ]
SJPの真横にあるパブ。店内はニューカッスルの様々な時代の写真で埋めつくされ、ファンにはたまらない所。パイが美味しいけど死ぬほど量が多いので覚悟して注文してください。フリット監督時代には「セクシーフットボール・セット」というランチをやっていたが、名前だけで食欲減退になり頼まなかった。ちょっと後悔。

Suderland AFC:サンダーランド[クラブ]
言わずと知れた、100 年以上前から仲良くケンカしてるライバル。その対立の歴史は古く、1901年にはこのノースイースト・ダービーをきっかけにして7万人規模の暴動を起こしており、今も昔も変わらず、熱いダービーを繰り返している。対戦成績はわずかにウチが上回っているものの、リーグ優勝回数ではサンラン(地元民はこう発音する)に負けてたりする。ウチの最初の黄金時代と言ってもいい1910年、他クラブを圧倒しながら、サンランには1-9で敗れて笑い物になってたりもする。「イングランドで最も熱いダービー」なのは確かだが、その歴史は子供のケンカめいてて、意外と情けなかったりするのがご愛嬌である。私も経験あるけど、マッケムズ(サンランサポの愛称というか蔑称)に出会うと冷たいあしらいを受けたりするが、無視ぐらいはまだ思いやりのある対応なので、めげたりしないよーに。

Supermac: スーパーマック[愛称]
マルコム・マクドナルドの愛称。映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』の主題歌に合わせて歌われた応援歌が有名。

Supporters: サポーター[名詞]
ウチの有名サポーターと言えば、前述のブレア首相、そして英国カトリック教会のトップ、故バジル・ヒューム枢機卿。政界・宗教界のトップが揃うという凄い状態であった。他の有名どころでは、スティング、ブライアン・フェリー、AC/DCのブライアン・ジョンソン、F1のチームオーナー、フランク・ウィリアムズなどがいる。基本的にニューカッスル地元出身者なのはアタリマエだが、レーシングドライバーのジョン・マカーリックのようにロンドン出身なのにウチのサポという変わりダネもいないわけではない。

Supporters' Song: サポーターソング[応援歌]
スタジアムで歌われるのはどこのサポーターも同じ曲で、歌詞だけ違うという感じだが、ヒットチャートにも出たことのあるウチ独自の応援歌として有名なのは『Fog on the Tyne 』『Black‘N'White(Toon Army)』『Geordie Boys』など。いずれもプレミア昇格を決めた頃に出たもの。『Fog on the Tyne 』はなぜか、某テレビ局のセリエA番組の通販コーナーのBGMに使用されており、なんで、セリエにウチが??? と理解に苦しんだ。ま、中田のBGMにイングランド代表の応援歌を使ってたよーな番組なので、ほとんど意味はないのだろう。

【T/た行】
Taxi Driver:タクシードライバー[職業]
深い意味はないが、ニューカッスルのタクシーの運ちゃんで、ニューカッスルファンでない人というのにまだ会ったことがない。凄いのになると、ユニフォーム着て運転してた。ホテルにタクシー呼んでもらって、乗り込むまでは別になんともないのに、「SJP」と行き先を告げると、全員が突然エキサイトして「おめー、ニューカッスル好きか! 今日は絶対勝つぜ!」と、まくしたて始める。

The Mag:ザ・マグ[雑誌]
非オフィシャルな会報、早い話が同人誌。しかしニューカッスルのどんな書店、ニューススタンドでも売っている。文字だらけで異様に内容も濃い。創刊から16年も経っているだけあってサポーターの信頼も厚く、悪代官に突撃インタビューして、「ダルグリッシュをクビにしたのはいいが、おめーはどう責任取るんだ、あー?」とカマしたりしている。かなり過激。

Three Lions:スリー・ライオンズ[曲名]
Lightning Seeds によるユーロ96、イングランド代表応援歌。98年フランス・ワールドカップにも続編Three Lions98 が発売された。オリジナルが大ヒットした直後、アランのニューカッスル移籍が決まったため、ウチのサポーターたちはコーラス部分の「It's coming home, It's coming home,Football's coming home 」のIt'sをhis,Footballの部分をShearer に代えて歌っていた。98バージョンは歌詞に「Shearer certain to score」とあり、さらにアランのゴール後の実況アナの「シアラーーーー!!!!」の絶叫が効果音として使われている。

Tino: ティーノ[愛称]
ファウスティーノ・アスプリージャの愛称。彼がゴールを決めると、「シアラー・コール」と同じ節で「ティーノ・コール」が起きたもの。

Toon Army:トゥーン・アーミー[愛称]
町のtownがジョーディ訛りではTOONになる。本来Toon Army とはニューカッスル・サポーターの中でも、全試合についていく特別熱心なサポーターを指すのだが、ニューカッスル・サポーター全般をも意味する。サポーターが使うToonはチームや選手のことを指す。

Ton of the Toon:トン・オブ・ザ・トゥーン[ビデオ]
A to Z方式で、ニューカッスルの歴史に残る100 ゴールを紹介したビデオ。見るとけっこーおなかいっぱいになる。

Tresor,Lomana(lUA lUA): ロマナ・トレゾール,ルアルア[人名]
2000年加入。日本では正体不明選手でしかないが、地元では恐らくアランに次ぐ人気者。交替でルアが出てくると、SJPは観客総立ち、スタンディングオベーションである。ノビー同様、親父の絶叫「ルアーーーーー!!!!」は強烈の一言。コンゴ共和国出身でウェストハム育ち。「フットボール・ジャグラー」という愛称からもわかるように、ボールタッチ、キープともにアートの域にあるテクニシャン。誰も指摘しないので、私が必死に声を大にして言うのだが、初めて生でルアを見た時、昔のビデオで見たエウゼビオ (アフリカ出身でポルトガルの伝説的ストライカー) のドリブルとそっくりなので腰を抜かしてしまった。デビュー戦は5 分足らずの出場だったと思うが、そのファーストタッチだけでSJPが「オオーッ」というどよめきとタメイキに包まれたのは忘れられない。数多くのクラブのトライアルを受けたが、身長172 cmが災いしてどこにも拾ってもらえず、イングランドのプロチームの中では最もビンボーと言われるコルチェスターでプレーしていたところをウチのスカウトの目に止まり、2500万ポンドで獲得。しかし、火の車のコルチェスターが最後まで放出に抵抗したのは特筆しておくべきだろう。本来はMFだが、サイドでもセンターフォワードでもOKというオールラウンダーで、独特のリズムとしなるようなフェイントは鳥肌もの。ルアがスタメンに入らないことは常々サポーターの不満となっていたが、ボビーは「ルアは素晴らしい素質を持っているが、まずはボールはおまえだけのものじゃないということを教えんとな」と非常に慎重に育ててきた。昨シーズン終盤からスタメンとして登場、連続ゴールを決めるなど、いよいよ本領発揮。日本のメディアに対して、「ウチが層が薄いって? ルアを見てから言ってちょーだい」と言いたいところである。こんなのがベンチ温めてたんだから、ヘンなところで贅沢なクラブだった、ウチって。

a Tribute to Jackie Milburn : ア・トリビュート・トゥ・ジャッキー・ミルバーン [ビデオ]
89年に発売された、前年に亡くなったジャッキー・ミルバーン追悼ビデオ。日本テレビの『知ってるつもり』の手法で、ジャッキーの生涯を紹介したもの。私事: ずーっと探してたのにゲットできず、なかば諦めていた時に、ノースシールズの古本市に寄ったら、私のカバンのニューカッスル・ロゴバッジに気づいたオジサンが「おまえ、ニューカッスルファンか? こんなビデオあるけどいらないか?」と奥から出してくれたのが、これだった。こういうことがあるので、現地観戦は止められないのである。

タヌキさん:[愛称]
現アシスタント・コーチ、ジョン・カーバーを勝手にこう呼ぶ。太り具合、タレ目具合がまさにタヌキ親父。しかしタヌキなのは見た目だけで、中身は熱血オヤジ。アーセナル戦でマクレンがベルカンプにどつかれた際、タヌキさんがベンチから飛び出して、「ジェイミーはまだ子供なんだぞっ!」とベルカンプに食ってかかる姿には感動を覚えた。なかなか子供思いのタヌキさんである。しかし、タヌキさんはクソ訛ってるので、たぶんベルカンプには通じなかっただろう、残念である。


【U】
United: ユナイテッド[略称]
日本ではなぜかマン・Uのことをユナイテッドと呼ぶが、ニューカルではユナイテッドといえば当然ニューカッスル・ユナイテッドのことである。まー最近はイギリスでも一般大衆と一部のメディアは「ユナイテッド= マン・U」らしいけど。でも少なくともウチやリーズやウェストハムのファンはマン・Uをユナイテッドと呼んじゃイカンと思うのだが。ちなみに私はマン・Uのサポーター以外でマン・Uを「ユナイテッド」と呼ぶイギリス人に会ったことはない。略称で聞いたことあるのは「マン・U」か「マン・ユナイテッド」のみ。


【V】
Viana,Hugo: ウーゴ・ヴィアナ[人名]
2002年加入。スポルティング・リスボンから9.5 ミリオンで獲得したMF。U-21ポルトガル代表では司令塔、スポルティングではボランチと多才な活躍を見せた。ユベントス、セルタといった強豪クラブからも誘いを受けていたが、U-21の試合に何度も足を運び、早くから獲得表明していたウチの真心(?) にうたれての加入となった。移籍金はイングランドの10代の選手での最高金額。とーぜん悪代官は渋ったものの、ヴィアナのビデオを見たとたんに、即OKしたそうである。長・短・ミドルと正確なパスが出せ、プレースキックもうまい。プレシーズンマッチ、最初の試合で2 得点と大活躍を見せ、サポーターのハートを鷲づかみにしている。この2 点、いずれもダイヤーとのコンビネーションプレーからの得点だとかで、非常に楽しみなコンビが誕生したようである。地元で「Hughie Viana」ってTシャツが売られているのだが、これってヒューイ・ガラカーにひっかけたシャレだろうか? だとしたら、もうえらい人気ってことでもあるのだが。


【W】
Wallsend: ウォールズエンド[地名]
ニューカッスルの町のやや北より中央付近にある地区。見るからにワーキングクラスの町という雰囲気。ここにある少年サッカークラブ、ウォールズエンド・ボーイズは伝統的によい選手を輩出することで知られており、ベアズリー、シアラー、エリオット、リー・クラークがここの出身。ウチ以外でもマイケル・ブリッジス、マイケル・キャリック、元マン・U、現バーミンガム・C監督のスティーブ・ブルースもこのクラブの出身である。ちなみにスティングが生まれたのもこの町。この地名も「ウォールセンド」と間違って読まれること多し。

Wazza:ワッザ[愛称]
誰も知らないと思うけど、ウォーレン・バートンの愛称。

Wor:ウォー (我々の) [所有格]
ジョーディ訛りの「OUR 」のこと。ニューカッスルにおいてはスペシャルな選手につける尊称的なもの。たとえば「Wor Jackie (ミルバーン) 」「Wor Gazza(ガスコイン) 」「Wor Al (シアラー) 」と言った具合。私の個人見解ではあるが、地元出身のヒーローにのみ使われる尊称、しかも最上級の尊称とみたほうがよろしいようだ。

Wor Jackie: ウォー・ジャッキー[愛称]
あまりにも有名なジャッキー・ミルバーンの愛称。ミルバーン家の習慣として、長男にジョンと名付けるため、ジャッキーの父も祖父もジャッキーなのである。彼らは非常に優れたアマチュア選手であったらしい。そんな彼らとジャッキーを区別するためにも、ニックネームが必要で、Wor Jackieと言えば、我等がジャッキー・ミルバーンただひとりを指すのである。このミルバーン家の習慣に倣ったために、ジャッキー・チャールトンも本名はジョンである。



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